★2人目の子どもを出産してから頭痛が出やすくなった30代女性の相談事例★

田村

 

患者情報: 31歳 女性

 

【問診】

<お悩み>

2人目の子どもを出産してから出やすくなった頭痛

<患者様からお伺いしたこと>

元々、頭痛はなかった。

2人目の子どもを出産して2週間程経ってから頭痛が出やすくなった。

頭痛は週に2~3回出ており、頭の横辺りに頭痛が出る。

毎日子供を抱っこしており肩や首に負担が掛かっていると思う。

特に朝一に頭痛がひどく感じることが多い。

妊娠中からよく高めの枕を使用していた。

頭痛は頭の横に重い感じの鈍痛が出やすい。

 

<整形外科、整骨院等での治療歴>

頭痛に関して医療機関を受診したことはありません。

 

【検査】

頭痛の原因を調べるために以下の検査を行いました。

 

<動きの検査>

・首の動きの検査:前屈をした際に痛みはありませんでした。

         後屈をした際に痛みはありませんでした。

         頭を右に倒した時に左の首の筋肉にハリ感がありました。

         右に首を捻った時に首の筋肉にハリ感がありました。

・肩甲骨の動きの検査:肩甲胸郭関節(肩甲骨と背中を繋ぐ関節)の動きが悪くなっていま  した

<筋力テスト>

・椎前筋の筋力検査:首の前にある椎前筋という筋肉の筋力は弱くなっていました。

・肩甲骨周りの筋力検査:左右の肩甲骨の間にある菱形筋の筋力は弱くなっていました。

            肩甲骨の外から内側に向かって存在する前鋸筋の筋力は弱くな  っていました。

・インナーマッスルの筋力検査:お腹の深部にあるインナーマッスルの筋力は弱くなっていました

 

<その他の検査>

・姿勢を確認していくと、前方頭位という正常の姿勢よりも首から頭が前に傾いている状態

でした。

 

【痛みの分析】

<痛みの分類>

頭痛にもさまざまな種類があり、片頭痛、筋緊張性頭痛、群発性頭痛という種類があります。

今回の患者様は肩こりなどがひどくなってくると頭痛が出やすい感じがある事。また痛

みも重だるい様な鈍痛があり、頭の左右が痛くなる事。朝一にひどく出やすいが動いている

と楽になっていくこと。などの情報から筋緊張性頭痛が最も疑われます。

 

<原因の分析>

患者様は2人も子どもを出産され、これまで以上に抱っこをすることが多くなり肩や首の

筋肉に負担がかかりやすくなっています。また2人目のお子さんを妊娠されてから枕を高

い物に変えて使っていた事から寝ている間も首の後ろの筋肉に負担がかかってしまいます。

また検査で頭が前に傾いている姿勢である前方頭位があり、首の前にある椎前筋という筋

肉の筋力が弱くなっている事にから頭を支えるために首の後ろの筋肉に負担がかかってい

る状態です。

 

<施術方針>

まず頭痛を改善していくためには、首や肩の筋肉の緊張が頭痛の原因となっているため指

圧や電気療法で筋肉の緊張をとっていきます。

しかし、筋肉の緊張だけを取っていくだけでは日常生活の負担がかかるとまた頭痛が起こってしまいます。そのため、首や肩の筋肉の緊張を取る事も必要ですが、弱くなってしまった筋肉を鍛えて正しい姿勢が保つことが出来る様にしていきます。

日常生活では顎を引くように意識してもらい首の前にある椎前筋という筋肉を鍛えてもらいます。また寝る際の枕の高さや寝方を指導し就寝中の負担を軽減してもらいます。

 

<施術のゴール設定>

頭痛が出ない状態にしていく事が目標です。

 

<施術期間と頻度>

週2回、2~3ヶ月の施術を提案しました